アフリカ/紛争の原因    

アフリカ/紛争の原因

■アフリカ諸国における紛争の原因とは?書籍「アフリカ 苦悩する大陸」の感想・レビュー。名無き仙人のレビューサイト。


1.アフリカ/紛争の原因とは?
@「アフリカ 苦悩する大陸」の書評
■「アフリカ 苦悩する大陸」についての書評、レビューです。

この本は、アフリカの現状や紛争の原因、アフリカへの援助や貿易、貧困の原因などを、経済誌「エコノミスト」の元アフリカ担当編集長が、現地取材から得た情報を元に書いた本です。
アフリカについての本として、「総合的に見て1番良かった」と評価される機会が多い本のようです。

アフリカにおける紛争の原因には、様々な要素が複雑に絡み合っており解決が難しいのですが、1番大きな原因は、アフリカの権力者(政治家)達にあるようです。
アフリカの権力者(政治家)達が、私利私欲に走るため、紛争も起き、せっかくの援助も身を結ばず、なかなか貧困からも抜け出せないようです。

日本も政治献金や官僚の天下りなどが問題視されていますが、アフリカのそれは、日本の非ではないようです。
アフリカの国の中には、権力者(政治家)が公共事業を身内がいる企業に当然のごとく発注し、役人は国のお金を盗み、警察官は検問の度に賄賂を要求し、選挙では野党を暴力で潰し・・と、政治も国家機能も、麻痺している国があるようです。
国民は貧困に苦しんでいるのに、権力者(政治家)達はリッチな生活をしており、アフリカの貧困の原因を西洋諸国のせいにして・・と、権力者(政治家)達には自国発展のための努力に改善の余地があるようです。

そのような国に、いくら援助を送っても、なかなか国家が発展しないようですね。
送る援助が、権力者(政治家)達のリッチな生活のための費用になるばかりのようです。

企業では、現場で頑張って働く社員が優秀であっても、経営陣が企業のことより私利私欲に走りますと、よほど企業にブランド力がない限り、そのうち倒産してしまいます。
国家でも企業でも、トップの人間達の質が、衰退と繁栄を決めていくようです。

そのように考えますと、日本国のトップにいる権力者(政治家)達の質によって、今後の日本国の衰退と繁栄も影響されることでしょう。
素晴らしい人材が政界に出て行きやすくなるよう、私達1人1人が、政治に強い関心をもち、そして権力者(政治家)達が私利私欲に走らぬよう見守っていきたいものですね。

アフリカのことを学ぶつもりで読んでみたのですが、アフリカのことを学んでいくなかで、日本国や世界各国に対する理解も深まったようでした。
国の衰退や繁栄は、国民1人1人による部分と、権力者(政治家)達の質によって決まる部分があるようです。

権力者(政治家)達が悪質になれば、選挙もコントロールされてしまうようになり、悪質な権力者達がずっと政権を握り続け・・悪質な権力者達が政権を握り続ければ、国民が優れていても、国家は廃れていくことでしょう。
その廃れていく過程が、アフリカの国の中で起きたことを見れば、わかります。
戦前の日本も、権力者(政治家)達主導で、戦争へと突き進んでいきました。


私達は、比較を通して理解や認識を深めます。4次元の現実世界は、相対的に比較してのみ認識可能な世界だからです。
そのため、西側の先進国の状況だけを知っているよりも、そうでない国の状況を知っている方が、西側の先進国である日本国に対する理解や認識が深まります。
アフリカに興味がある人も、ない人も、なにかしら学ぶことが多いであろう書籍です。


<writer 名無き仙人>